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封建制の名残りか学校教育界―教育委員会は必要か? [いじめ]

 大津市で昨年(2011)10月、市立中学2年の男子生徒(当時13)が自殺したが、その調査報告は杜撰さを免れない。昨年11月2回目のアンケートで、自殺の練習で首を絞めたことや葬式ごっこについては被害者の父親には知らせなかったうえ、内容については口外しないよう誓約書を取った。重要な回答洩れについては市教委は見落としたと弁明し、また、実名回答に対する確認は一部の生徒にしか行っていなかった。市教委は自分たちに都合のいいよう意図的に誤魔化したと言われても弁明の余地はないはず。

 越市長は、市教委の調査結果をもとに、加害者の父の提訴を受けて応訴したが、調査資料を精査した結果、余りの杜撰さのため和解を提示するとした。いじめを受けたことがある弁護士だけある(しかも女性でよかった)。もし市長が弁護士でなかったら、市教委の言うままに訴訟を継続するだろう。

 組織論からすれば、学校は市教委に相談しながら被害者の父親やマスコミ発表などに対処したと思う。学校村の村長が教委、学校関係者は任命権を持つ教委に背けないだろう。学校はそのあたりを忖度(そんたく)しながら資料作りを進めた可能性もある。

 映像を見ると、教育委員は名誉職的な老人である。老人でもいいとしても、当事者として責任感と潔癖性を持って批判的に問題解決を図らねばならない。にも拘らずとても真実を公表できるほどの勇気を持ち合わせているようには見えない。無難に逃げて職を守りたいのか? 児童生徒には説教を垂れても、人間的社会的常識はどれほど持ち合わせているのだろうか。当事者認識乏しく、責任回避がそれまでの人生で得た成果であるとすれば、余りにも情けないではないか。

 父親が3回被害に関する相談をし、被害届を出しても受けないとした滋賀県警は、9か月経った今捜査すると発表した。

スェーデン19歳国会議員アントン・アベレさん ↓ 出典「『スェーデンの今』2010-10-20」
http://blog.goo.ne.jp/yoshi_swe/e/cd10adc2967d519ee11690bc41cdd368


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