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内定後のこと [就職]

 さて、自分としてはヒョンナことから銀行への就職が内定となった。それまで銀行という処へ行ったこともないので、近くの地銀支店へ何度か入り、店頭や事務員の行動を観たり質問した。銀行というものが少し分かったところで、内定した銀行の支店に挨拶に行った。そのうち、大量の封筒の発送作業があるので手伝って欲しいということだったので、ワンゲルのメンバーを誘って手伝い(アルバイト)をした。職場で働く人を身近に感じた時だった。
 そのうち、夏休みになったので、自動車運転を免許場で練習し、1週間後、実技試験を受けたところ合格、慌てて自動車学校へ通っている友人にテキストを借りて猛勉、翌日の学科試験になんとか合格した。当時の車両は、クラウンのマニュアル車であった。こんな免許の取り方だったので、運転に自信がなく、30代半ばまで運転は避けて過ごした。
 免許試験の翌々日から沖縄へ行く計画だったので、お土産などの買い出しや衣類の準備等で大わらわだった。沖縄からの内地留学生が何人かいたので、沖縄での宿泊などでは大変お世話になった。農学部からは毎年、沖縄のパイン缶詰工場へ実習に行っていたので、パイン栽培の指導に行かれていた農学部の先生に実習生に加えてほしいとお願いし、許しを得た。
 すっかり忘れていたが、経済学部長が、訪問先で便宜をお願いする依頼状を何通も発行してくれていた。最近その残りが見つかり、改めてその有難さが身に染みたものだ。沖縄は琉球列島米国民政府が統治していたので、渡航には日本国総理大臣発行の渡航証明書が必要であった。沖縄復帰闘争のさなかであり、審査には相当時間を要したように思う。沖縄に渡り暫くして、内定先の人事部長に挨拶状を差し出した。

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