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就職事情今昔 [就職]

 私が就職面接を受けたのは、45年前のこと。証券不況はあったものの経済成長は続いていた。面接は、訊かれたことをハキハキと答え、何事も最善を尽くすという生き方が伝われば概ね合格したように思う。2回の面接での内容はほとんど忘れているが、座右の銘を訊かれて、「人事を尽くして天命を待つ」と答えたことだけを覚えている。脳を瞬間的に酷使したからだろう。
 その頃の経済環境:カラーTV 、カー、クーラーの「新三種の神器」が普及、人口は1億人を超え、戦後の苦しい生活から抜け中流意識が主流になった。国内外の若者の間ではフォークが全盛の一方で、東大闘争などの学園紛争は激しさを増した。そうした中、大企業とその実働部隊たる中小企業は日本経済を力強く牽引し、金融業界も資金支援を強力に行っていた。
 当時は大学の入学式や卒業式は、学生本人だけが出席し、今のように親が付いて行く事はなかった。現在は、公共職業安定所(ハローワーク)に親が付いて来ると職員から聞く。都市化と情報技術の進展で、子供時代に前後の学年友達と外で遊ぶことが減り、生涯にわたって有益な対人関係能力を学ぶ機会は恐ろしく少ない。
 それだけに、対人関係とコミュニケーション能力の向上については、意識して努める必要があると思う。日常的に友達言葉を使うと、丁寧に話す力が弱まる。ここ一番という時に、頭が真っ白ということになりかねない。自信もつかないだろう。したがって、良い習慣、良い対人関係、良いコミュニケーション能力を身に付けるよう平素から努力することが大切だ。国際的にも通用する人材(国民)とは、専門能力や外語力の前に、このような基本的な能力を身に付けた人材だということを銘記したい。
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