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相手を読む「読心術」は必要。そして「国民背番号制」を。 [公務員]

何かおかしい…女の生活保護不正を見破った糸口
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121008-00000498-yom-soci
暴力団の記事見て「自分も」…生活保護不正受給
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121007-00000344-yom-soci

首都圏の女が10市区から、不正に生活保護1000万円を受けていた。現住所地の埼玉県草加市の担当者が前回住所の東京都東久留米市に照会したところ、本人が住んでいないのに生活保護費を支給していたことが分かり、広範囲にわたる不正が発覚した。

今回、草加市の担当者の「機転」で事件が発覚した。きっかけは本人が専門的な質問をしたことだった。ボンクラの担当者であれば、「よく知っているな」で済ませたかもしれない。人を見抜く「センス」の違いだろう。長年不正受給に気付かなかった市区の責任者は「まさか住んでいないとは思わなかった」と発表するのだろうと思う。
 「障害手帳」に安易に目がくらんだことも考えられる。

生きていくには、職場のような組織であれ、地域であれ、「読心術」は必要。まず、本人の全体を観察し、話の過程でおかしな筋道は無いか、つまり、筋は通っているか、ウソはないか、話しぶりから本人の性格を大づかみし、それに合わせるように応答しながら「信頼できるか?」を判断していく。

 そして、本件のような詐欺のプロは、役所の情報共有の不完全なアナを突いて来る。生活保護一つとっても、複数受給をチェックする機能は無い。担当者のセンス一つに任されている。
そして、支給の可否を検討することには時間をかけるが、いったん支給すると後はほぼ自動的に支給されるという盲点を突いている。「仕事の定期点検」はほとんど無いから。
 
税金の水漏れを防ぐには、いろいろ議論はあるとしても、『国民総背番号制』は避けて通れない道だ。


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